2020年6月2日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは
次世代ゲーム機「PlayStation 5」(PS5)に関するオンラインイベントを開催し
PS5本体のデザインが公開され多数の対応タイトルが発表されました。
ゲーム好きな筆者は待ちに臨んだ次世代ハード。
心躍りながらも一番楽しみなのは、美しい3Dグラフィックです。
そんな3Dグラフィックにかかわってくるポリゴンのお話しを
今回はお話ししたいと思います。
ポリゴンとは多角形という意味ですが
ゲームやコンピュータグラフィックでのポリゴンとは
面が合わさることで物が形作られる物と筆者は考えています。
点・線・平面だけでもポリゴンとは言えますが
基本的には「”3つ点”を”線”で結ぶことで出来る”面”」
要するに3角形で形づくられた面がポリゴンです。
3Dで作られている建物、キャラクターなどは
すべて3角形の集まりで出来ているといっても良いでしょう。
ポリゴン数が増えるとより詳細に細かい凹凸や
曲面などを描くことができるのですが、それ以上に問題が起きてしまいます。
ポリゴン数が増えると、より多くの演算処理を行う必要があり
CPUなどの演算機に負荷が掛かってしまうのです。
例えば、光と影の描写。
「ある位置から発生している光がポリゴンに当たったとき
どのような反射をして、どのような影を生み出すのか。」
そんな計算を全ポリゴンに対して一斉に行うのです。
よりリアルな表現をするなら流れる水の表現や、重力で物が揺れる表現など
全ての計算を行って行く中、ポリゴン数が多いと膨大な計算量になります。
昨今までは、ハードが描画に耐えうる
限られたポリゴン数で、どれだけリアルに表現するかが課題となってきましたが
今後は、どれだけ現実的な表現ができるようになるのか。
未来の3D業界が楽しみです!